月給・年収の時給換算ツール(時給・日給・月給・年収を相互換算)
月給・年収・日給・時給のどれか一つと、1日の所定労働時間・年間休日を入れるだけで、残りをまとめて換算します。賞与込みの実質時給、残業を含めた実質時給も出せるので、正社員とアルバイトの比較や、求人票を並べて見るときに使えます。
任意: 賞与と残業を含めた実質時給
時給換算の計算式
月平均所定労働時間 = 年間所定労働時間 ÷ 12
時給 = 月給 ÷ 月平均所定労働時間 = 年収 ÷ 年間所定労働時間 = 日給 ÷ 1日の所定労働時間
| 求めたいもの | 式 | 月給30万円・8時間・年間休日120日の例 |
|---|---|---|
| 年間所定労働日数 | 365 − 年間休日 | 365 − 120 = 245日 |
| 年間所定労働時間 | 年間所定労働日数 × 1日の所定労働時間 | 245 × 8 = 1,960時間 |
| 月平均所定労働時間 | 年間所定労働時間 ÷ 12 | 1,960 ÷ 12 = 163.3時間 |
| 時給 | 月給 ÷ 月平均所定労働時間 | 300,000 ÷ 163.3 = 1,837円 |
| 日給 | 時給 × 1日の所定労働時間 | 1,837 × 8 = 14,694円 |
| 年収 | 時給 × 年間所定労働時間 | 1,837 × 1,960 = 3,600,000円 |
本ツールは丸める前の時給で日給・月給・年収を計算し、表示するときだけ円未満を四捨五入しています(月給30万円を入れると月給は300,000円のまま戻ります)。丸めた時給を掛け直すと、日給が14,696円のように数円ずれます。
年収が同じでも、休日が多いほど時給は高い
月給や年収は「1年で何時間働くか」とセットでないと価値が分かりません。年間所定労働時間は (365 − 年間休日) × 1日の所定労働時間 なので、1日8時間で年間休日105日なら2,080時間、125日なら1,920時間。同じ160時間の差が毎年つきます。
| 年収480万円の求人 | 年間所定労働時間 | 時給換算 |
|---|---|---|
| 年間休日105日(週休2日・祝日出勤) | 2,080時間 | 2,308円 |
| 年間休日120日(完全週休2日) | 1,960時間 | 2,449円 |
| 年間休日125日(完全週休2日+祝日) | 1,920時間 | 2,500円 |
105日と125日では時給に192円(約8%)の差。これに残業が乗ると差はさらに開きます。年収480万円・年間休日105日でサービス残業が月30時間あると、実質時給は月給40万円 ÷ (173.3 + 30) = 1,967円。年間休日125日・残業なしの2,500円と比べて約2割低いことになります。求人票を比べるときは、年収より先に年間休日と固定残業時間を見るのが確実です。
正社員とアルバイトを時給で比べるときの注意
時給に直すと正社員とアルバイトを同じ物差しで比べられますが、金額に出てこない差があります。次の項目は本ツールの計算に含まれていないので、別に考えてください。
- 賞与: 正社員の年収には賞与が乗ることが多く、月給だけで換算すると実態より低く出ます。賞与欄に年間合計を入れて「賞与込みの実質時給」で比べてください
- 社会保険・厚生年金: 会社が保険料の半分を負担しています。将来の年金額にも差が出るため、額面の時給が同じでも実質は正社員のほうが有利になりがちです
- 残業代・みなし残業: 固定残業代(みなし残業)がある求人は、その時間まで働いて初めて額面どおり。実際の残業時間で割り直した実質時給で比べてください(詳しくは残業代 計算)
- 通勤手当・住宅手当: 支給の有無や上限が会社ごとに違います。通勤手当は割増賃金の基礎から除外される手当でもあるので、時給換算の金額には入れないのが基本です
- 有給休暇・欠勤時の扱い: 月給制は休んでも月給が出る一方、時給制は働いた分だけ。年間休日が同じでも、実際に受け取る額は変わります
最低賃金と比べる
時給に換算したら、勤務地の最低賃金を下回っていないか確認してください。月給制でも最低賃金は適用され、月給から所定の手当(通勤手当・家族手当・賞与・残業代など)を除いた額を月平均所定労働時間で割った時給が基準になります。
2025年度の最低賃金の全国加重平均は1,121円(時間額)です。ただしこれはあくまで全国平均の目安で、実際に適用されるのは都道府県ごとの金額です。東京都のように1,200円を超える地域もあれば、それより低い地域もあります。
最低賃金は毎年10月ごろに改定されます。各都道府県の最新の金額は厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」で必ず確認してください。特定の産業に適用される特定最低賃金が地域別最低賃金を上回る場合は、高いほうが適用されます。
早見表(月給別の時給換算・1日8時間)
年間休日105日 = 月平均173.3時間、120日 = 163.3時間、125日 = 160.0時間で計算。賞与・残業は含みません。
よくある質問
月給30万円は時給いくら?
1日8時間・年間休日120日なら、年間所定労働日数は245日、年間所定労働時間は1,960時間、月平均所定労働時間は163.3時間。時給換算は300,000 ÷ 163.3 = 約1,837円です。同じ月給30万円でも年間休日105日なら約1,731円、年間休日125日なら1,875円になります。
年収500万円は時給いくら?
1日8時間・年間休日120日なら年間所定労働時間は1,960時間なので、5,000,000 ÷ 1,960 = 約2,551円です。月給に直すと約416,667円、日給に直すと約20,408円。なお年収に賞与が含まれているかどうかで実質時給は変わるため、賞与を別に受け取る場合は賞与欄に入力してください。
残業込みの実質時給とは?
実際に働いた時間で給与を割り直した時給です。残業代が支払われている場合は(月給+時給×1.25×残業時間)÷(月平均所定労働時間+残業時間)、支払われていない場合(サービス残業)は月給÷(月平均所定労働時間+残業時間)で計算します。月給30万円・1日8時間・年間休日120日でサービス残業が月30時間あると、時給は1,837円から1,552円まで下がります。
正社員の時給換算にはなぜ年間休日が要る?
月給や年収は「1年で何時間働くか」が決まってはじめて時給に直せるからです。年間所定労働時間 = (365 − 年間休日) × 1日の所定労働時間 なので、年間休日が105日か125日かで年間2,080時間と1,920時間の差が生まれます。年収480万円なら時給は2,308円と2,500円で、約8%違います。求人票を比べるときは月給や年収だけでなく年間休日を必ず見てください。
日給から月給を出すときの日数は何日?
本ツールは「日給 ÷ 1日の所定労働時間」で時給を出し、そこから月平均所定労働時間を掛けて月給に直します。年間休日120日・1日8時間なら月平均20.4日分です。日給制で「月◯日勤務」が決まっている場合は、年間休日を「365 − 月の勤務日数 × 12」で逆算して入れると実態に合います。
本ツールは所定労働時間をもとにした概算です。変形労働時間制・フレックスタイム制・裁量労働制や、月ごとに所定日数が変わる場合は結果がずれます。社会保険料・税金は考慮していないため、表示される金額はすべて額面です。