GB MB 変換
数値と単位を入れると、bit・B・KB・MB・GB・TB・PB のすべてに換算します。1段階を1024倍で数える基準(Windowsの表示)と1000倍で数える基準(ストレージメーカーの表記、macOSの表示)を並べて表示し、その差が何%かも出します。
1024基準の単位は、正式には KiB(キビバイト)・MiB(メビバイト)・GiB(ギビバイト)・TiB(テビバイト)・PiB(ペビバイト) と呼びます。国際規格(IEC 60027-2 / ISO/IEC 80000-13)では KB・MB・GB は1000倍を指す単位で、1024倍を表したいときは KiB・MiB・GiB を使うのが正確です。ただしWindowsをはじめ多くのソフトは1024倍の値に「KB・MB・GB」と表示するため、この表記の揺れが容量の食い違いの原因になっています。
1024と1000、2つの数え方
コンピュータは2進数で動くため、メモリのアドレスやOS内部のサイズ計算は2の10乗 = 1024を1段階として数えます。一方、キロ・メガ・ギガというSI接頭辞は本来10の3乗 = 1000倍を意味する言葉で、ストレージメーカーの容量表記や通信量・通信速度はこちらに従います。
| 単位 | 1024基準(二進)のバイト数 | 1000基準(十進・SI)のバイト数 | 差 |
|---|---|---|---|
| KB / KiB | 1,024 | 1,000 | 2.4% |
| MB / MiB | 1,048,576 | 1,000,000 | 4.9% |
| GB / GiB | 1,073,741,824 | 1,000,000,000 | 7.4% |
| TB / TiB | 1,099,511,627,776 | 1,000,000,000,000 | 10.0% |
| PB / PiB | 1,125,899,906,842,624 | 1,000,000,000,000,000 | 12.6% |
差は「同じバイト数を1000基準で表した値 ÷ 1024基準で表した値」。段階が上がるごとに2.4%ずつ複利で開くため、PBでは12.6%の差になります。
500GBのSSDがWindowsで465GBと表示される理由
ストレージメーカーは1000基準で容量を書きます。「500GB」のSSDに入っているのは 500,000,000,000バイト です。ところがWindowsのエクスプローラーは、この同じバイト数を1024基準で割ってから「GB」と表示します。
→ Windowsの表示は「465GB」。容量が減ったわけではなく、同じ数を別の物差しで測り直しただけです。正式な単位で書けば「465.7GiB」で、これは「500GB」とまったく同じ量を指します。
この差はTB級でさらに広がり、1TBのSSDは931GB、4TBのHDDは3.64TBと表示されます。実際にはこれに加えてフォーマット時の管理領域やメーカーのリカバリ領域が数GB引かれるため、使える容量は表示よりもう少し小さくなります。
容量の早見表
| よくある換算 | 1024基準(二進) | 1000基準(十進・SI) |
|---|---|---|
| 1 KB は何バイト | 1,024 B | 1,000 B |
| 1 MB は何KB | 1,024 KB | 1,000 KB |
| 1 MB は何バイト | 1,048,576 B | 1,000,000 B |
| 1 GB は何MB | 1,024 MB | 1,000 MB |
| 1 GB は何バイト | 1,073,741,824 B | 1,000,000,000 B |
| 1 TB は何GB | 1,024 GB | 1,000 GB |
| 1 TB は何MB | 1,048,576 MB | 1,000,000 MB |
| 1 PB は何TB | 1,024 TB | 1,000 TB |
逆向きに見れば、1000基準の「1TB」は1024基準では931GB、「500GB」は465.7GBです。
1GBでどれくらい保存できるか(目安)
| データの種類 | 1件あたりの目安 | 1GB(1024基準)でどれくらい |
|---|---|---|
| スマホの写真(JPEG) | 3〜5 MB / 枚 | 約200〜340枚 |
| 一眼カメラのRAW | 25〜40 MB / 枚 | 約26〜41枚 |
| 音楽(MP3 320kbps) | 約2.4 MB / 分 | 約7時間 |
| 動画の撮影(フルHD) | 約100 MB / 分 | 約10分 |
| 動画の撮影(4K) | 約350 MB / 分 | 約3分 |
| 動画配信の視聴(HD画質) | 約1〜1.5 GB / 時間 | 約40分〜1時間 |
| ビデオ会議 | 約0.5 GB / 時間 | 約2時間 |
いずれも目安です。写真は画素数と圧縮率、動画はビットレートと解像度で数倍変わります。動画配信は画質設定によって標準画質なら1時間0.3GB程度、4Kなら1時間7GB前後まで幅があります。
ビットとバイト(通信速度とファイルサイズ)
1バイト = 8ビットです。ファイルサイズはバイト(B)、通信速度はビット毎秒(bps)で表すのが慣例なので、両者を比べるときは8で割る必要があります。
- 100Mbpsの回線 → 理論値で毎秒 100 ÷ 8 = 12.5MB。1GB(1024基準)のファイルは理論上約86秒、実効速度を7割とすると約2分
- 1Gbpsの回線 → 理論値で毎秒 125MB。実際はLANケーブル・無線・相手側のサーバーで頭打ちになります
- 通信の世界の「M」「G」は1000基準。1Mbps = 1,000,000ビット毎秒で、1,048,576ではありません
よくある質問
1GBは何MB?1024と1000のどちらが正しい?
用途によって違い、どちらも間違いではありません。OS内部やメモリでは1024倍で数えるので1GB = 1,024MB = 1,073,741,824バイト。ストレージの容量表記や通信量は1000倍で数えるので1GB = 1,000MB = 1,000,000,000バイトです。同じ「1GB」でも1024基準の方が約7.4%大きくなります。文書で厳密に書き分けたいときは、1024倍側をGiBと表記してください。
KiB・MiB・GiBとKB・MB・GBの関係は?
KiB・MiB・GiBは1024倍で数える単位の正式名称(IEC 60027-2 / ISO/IEC 80000-13)で、1KiB = 1,024バイト、1MiB = 1,048,576バイト、1GiB = 1,073,741,824バイトです。読みは「キビバイト」「メビバイト」「ギビバイト」。一方KB・MB・GBは規格上は1000倍を指しますが、慣習的に1024倍の意味でも広く使われており、この二重の意味が容量の食い違いを生んでいます。LinuxやAndroidの一部ツールはGiB表記を採用しています。
買ったSSDやUSBメモリの容量が少なく表示される
不良品ではありません。メーカーは1000基準で容量を書き、Windowsは1024基準で表示するためです。500GBのSSD(500,000,000,000バイト)はWindowsで465GB、1TBは931GB、2TBは1.81TBと表示されます。これに加えて、フォーマットの管理領域やメーカーのリカバリ領域で数GB〜十数GB引かれることもあります。
bit(ビット)とByte(バイト)はどう違う?
ビットは0か1の1桁分、バイトはそれを8つ束ねた単位で、1バイト = 8ビットです。表記も小文字のbがビット、大文字のBがバイト。ファイルサイズはバイト、通信速度はビット毎秒(bps)で表すのが慣例なので、100Mbpsの回線でダウンロードできるのは理論上でも毎秒12.5MB程度になります。
スマホの通信量「1GB」は1024基準?
通信の分野はSI接頭辞、つまり1000基準が原則です。データ通信量の1GBは1,000,000,000バイトとして数えられるのが一般的で、1024基準で集計するOSの通信量表示とは数%ずれます。月末に「使った覚えのない差」が出るのはこのずれと、バックグラウンド通信・プロトコルのオーバーヘッドが理由です。
Windowsとmacで同じドライブの容量表示が違う
数え方の違いです。Windowsは1024基準の値に「GB」と表示し、macOSはOS X 10.6以降1000基準で表示します。同じ1TBのドライブがWindowsでは931GB、macOSでは1TBと出ますが、入っているバイト数は同じです。Windowsでもプロパティのダイアログにはバイト数がそのまま併記されるので、比べるときはバイト数を見てください。
PBの次はどんな単位?
PB(ペタバイト)の上はEB(エクサバイト)、ZB(ゼタバイト)、YB(ヨタバイト)と続きます。1EBは1,000PB(1024基準なら1,024PiB)。個人が扱う範囲ではまず出てきませんが、世界のデータ流通量やクラウド事業者の総容量を語るときに使われます。