釣り糸の号数・ポンド(lb)・太さ(mm)換算表と計算ツール
号数・lb(ポンド)・直径(mm)・強度(kg)のどれか一つを入れると、残りを素材別に換算します。PEとナイロン/フロロでは同じ号数でも強度が約5倍違うので、素材の選択が重要です。
号数・ポンド(lb)・太さ(mm)の換算表
直径は日本釣用品工業会の標準直径(PE・ナイロン・フロロ共通)。lbは一般的な目安値で、製品により±20%程度の差があります。PEは4本編みより8本・12本編みの方が同じ号数でも細く仕上がります。
なぜPEとナイロンで換算が違うのか
号数は「太さ」の規格、lbは「強度」の単位で、本来は別の物理量です。号数は1号=直径0.165mmを基準に断面積で決まる日本独自の規格。lbは「何ポンドの荷重で切れるか」を示す欧米の表記です。
PE(超高分子量ポリエチレンの編み糸)は、ナイロンやフロロ(単繊維)の約5倍の強度があるため、同じ1号でもPEは約20lb、ナイロンは約4lbになります。逆に同じ20lbを求めると、PEは1号(0.165mm)で済むところ、ナイロンは5号(0.370mm)が必要です。この太さの差が、飛距離・感度・糸巻き量・風や潮の影響の違いになります。
lbC と lbT
国産ラインの多くはlbC(ポンドクラス)表記で、「表示強度以下で必ず切れる」規格(IGFA準拠、記録申請用)。lbT(ポンドテスト)は「表示強度まで耐える」規格で、同じ表示ならlbTの方が実際は強い。海外製はlbTが多いので、国産のlbCと数字だけで比べると海外製が強く見えます。
素材ごとの特徴と使い分け
| 素材 | 強度(同号数) | 伸び | 比重 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|
| PE | 非常に高い(ナイロンの約5倍) | ほぼ伸びない | 0.97(浮く) | メインライン全般。感度・飛距離重視。リーダー必須 |
| ナイロン | 標準 | 大きい(約25〜35%) | 1.14 | 初心者のメインライン、下巻き、ショック吸収 |
| フロロカーボン | 標準(ナイロンとほぼ同じ) | 小さい | 1.78(沈む) | リーダー、ハリス。根ズレに強く水中で目立たない |
| エステル | やや低い | ほぼ伸びない | 1.38 | アジング・メバリングの極細メインライン |
よくある質問
リーダーはメインラインの何倍の強度にする?
PEメインラインに対してフロロ/ナイロンリーダーは、lbで同等〜やや強め(PE0.8号16lbなら12〜16lbリーダー)が基本。根ズレの多い場所は太く、ライトゲームで飛距離を稼ぎたいなら細くします。
号数の「1号=0.165mm」はどこで決まっている?
JIS L 0110と日本釣用品工業会の規格です。号数は断面積に比例するので、直径は「0.165 × √号数」で概算できます(4号なら0.165×2=0.330mm)。
kgとlbの換算は?
1lb = 0.4536kg。12lbなら約5.4kg、20lbなら約9.1kg。逆にkgをlbにするときは2.2倍です。
PE1号なのに0.8号より太いことがある
PEの号数は本来デニール(重さ)基準で決まり、直径はメーカーが独自に公表しています。同じ号数でも編み数・コーティング・原糸の違いで0.02mm程度の差は普通で、細く見せるために公称直径を小さめに書く製品もあります。糸巻き量に影響するので、複数メーカーを比べるときは実測に近い値で考えてください。